HOME > 予防案内 > 各種ワクチン

各種ワクチン

ワンちゃんのワクチン

1.狂犬病

狂犬病は世界中で発生が見られる非常に致死率に高い(ほぼ100%)危険な伝染病で、世界で毎年数万人の死亡者が確認されています。現在日本国内では70年ほど前を最後に感染は認められませんが、数年ごとに海外で感染した方が国内で発症する事例が確認されていることもあり、いつ日本で再発生するかわからない状況です。そのため日本国内でわんちゃんを飼われている方に対して法律で毎年のわんちゃんへの接種及び自治体への手続きが義務とされています。


狂犬病ワクチン


初めて受ける場合は市町村への犬の登録を同時に行います(一生に一度だけ)。

登録費用は3000円です(2020年時点)。注射及び鑑札発行料は御住まいの自治体によって異なりますがおよそ3000円ほどです。

2.ワクチン接種

当院では5種及び8種類の病気を予防できるワクチンをお勧めしています。

特に何頭もお家にわんちゃんがいたり、お外で飼われていたり、お散歩が好きなワンちゃんは感染する病気の数も多くなります。しっかりと予防してあげてください。


また、子犬の免疫力は母犬の免疫力に左右されます。交配予定のわんちゃんには必ずワクチンをうってあげてください。


0歳の頃は合計で3回(生後8週から開始、1か月ごと)、1歳以降は毎年1回の接種が必要です。


※以後は年に1度接種いたします。


詳しい接種時期などはお問い合わせください。


同時接種について

当院では狂犬病予防注射と混合ワクチンの同時接種は基本的に行っていません。

狂犬病ワクチン(不活化ワクチン)後は1週間以上、混合ワクチン(生ワクチン含む)後は4週間以上間隔を空けて他ワクチンを接種できます。



ワクチンで予防できる病気5種ワクチン8種ワクチン
犬ジステンパー
犬アデノウイルス2型感染症
犬伝染性肝炎
犬パラインフルエンザ
犬パルポウイルス感染症
犬レプトスピラ感染症黄疸出血型
犬レプトスピラ感染症カニコーラ型

ネコちゃんのワクチン

ワクチン接種

当院では、室内飼育の猫ちゃんには3種混合を、お外で飼われていたりお散歩に出歩くことが好きなネコちゃんは5種混合ワクチンをお勧めしています。


3種ワクチン5種ワクチン
猫ウイルス性鼻気管炎(猫の鼻風邪)
猫カリシウイルス(猫のインフルエンザ)
猫汎白血球減少症
猫白血病ウイルス感染症


猫白血病ウイルス


猫に白血病やリンパ腫などの腫瘍を起こす怖いウイルスです。主に血液や唾液を介して感染します。

ウイルス自体は大概だとすぐ死んでしまうような弱いウイルスですが、人間のエイズと同様一度感染するとずっと体内で生き続けます。さらに発症するまでは症状がないので気がつかないうちに感染していることもあります。

そのため予防には外に出したりして他の猫ちゃんに接触させないことが一番ですが、お外で飼われていたりお散歩に出歩くことが好きなネコちゃんにはワクチンを打つことで予防することも可能です。


猫エイズウイルスについて 


野良猫の中には猫エイズに感染しているネコちゃんも多くいます。そんなネコちゃんと外でケンカや交尾をしたりすることで、飼主様の知らないうちに感染していることもあります。外で飼っている、お散歩に行くことが好きなワンちゃんには摂取をお勧めしております。猫エイズワクチンの摂取にはメリット、デメリットもありますので、獣医師にしっかりと相談してください。


接種時期などはお問い合わせください。


ワクチン接種後の注意


ワクチン当日はワクチンアレルギーの症状がでないか、帰宅後も様子を見てあげてください。

注射後2~3日間は安静につとめ、激しい運動、シャンプーなどは控えてください。

免疫(予防効果)が得られるまでの2週間は、他の動物との接触を控えてください。


PageTop