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歯科

■歯科について

近年、寿命が延びたことや食生活の変化により、ワンちゃんネコちゃんの歯周病が増えています。

その他にも口腔内の腫瘍やネコちゃんの難治性口内炎など様々なお口の病気があります。


当院では診察時の口腔内チェック、デンタルケア方法の指導、歯石除去処置など通常の口腔ケア以外にも口腔内の手術など様々な病気に対応しています。

「口臭が強い」「歯が痛い」「顔が腫れている」「口から出血がある」など

口腔内が気になるという場合はご相談ください。

■歯科の診断・検査

歯石などは視診でも確認ができますが、口腔内に問題があるケースも多くあります。

そういった場合にもレントゲンやCT検査なども含めて総合的に診断を行える体制を整えています。

■代表的な歯科の病気

●乳歯残存

犬、猫の場合は生後4ヶ月〜6ヶ月齢で乳歯が永久歯へと生え変わります。

しかし、乳歯が上手く抜けずに残ったり、永久歯が正しく生えない場合には不正咬合が生じこれが歯周病のリスクが高めてしまいます。

生後6ヶ月を超えて乳歯が残っていた時には乳歯抜歯をお勧めしています。

避妊や去勢手術と同時に行うことも可能です。

●歯周病(歯石・歯肉炎・歯周炎)

歯周病とは、歯についた歯垢が歯石となり、歯の周りの組織に炎症を起こす病気です。

放っておくと歯周組織がじわじわ破壊されていき、歯が抜けたり、顎の骨が溶けたりします。

歯周病を治療するには麻酔下でのスケーリングが必要です。その際、歯の状態によっては抜歯を行います。

スケーリングを行っても、歯みがきなどを行わないとまたすぐ歯石が付着してしまいます。

麻酔処置の回数をなるべく減らすために家庭での歯みがきも積極的に行ってください。


スケーリング前

スケーリング後

●猫の難治性口内炎(尾側口内炎)

猫では慢性で治らない口内炎が起きることがあります。

原因はまだよく分かっていませんがウイルス感染や免疫の影響だと言われています。

この病気は大変な痛みを伴い、猫ちゃんがご飯が食べられなくなることもあります。

治療は様々な薬を併用して行いますが、抜歯(全臼歯抜歯や全顎抜歯)により
改善することが報告されています。

●口腔内腫瘍

口腔内に発生する腫瘍は悪性のものが多いとされています。

悪性腫瘍はだんだん大きくなり出血や痛みを伴ったり、顔が大きく変形したり、中には他の臓器へ転移するものもあるため、早期発見し治療を行うことが必要です。

治療は手術可能なら摘出手術が第一です。再発しやすい腫瘍も多いので、顎の一部ごと摘出することもあります。

手術が困難な場合は放射線治療や抗がん剤での治療も行うこともあります。

院では口腔内腫瘍の診断や治療も積極的に行っています。


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