HOME > 予防案内 > 避妊去勢

避妊・去勢

■避妊去勢手術の目的

避妊手術や去勢手術の目的は、望まない繁殖を防ぐだけでなく、問題行動の抑制や多くの病気の予防に効果があります。

去勢手術では、マーキングやマウンディング、攻撃性を抑制し、 精巣および肛門周囲腺の腫瘍・前立腺の病気等の予防に効果があります。

避妊手術では、発情期特有の体調の変化や発情に伴う出血をなくし、 子宮蓄膿症・卵巣および乳腺の腫瘍を高い確率で予防できます (乳腺腫瘍の予防は手術の時期が重要になりますのでご相談ください。)

ワンちゃん、ネコちゃんと、より長く幸せに 暮らすために避妊・去勢手術をお勧めしています。

■避妊手術

●犬

メスの避妊手術は全身麻酔をかけて開腹し、卵巣または子宮もしくはその両方を摘出するのが一般的です。手術そのものの時間は30分から1時間ほどで、1泊するのが平均的なスケジュールです。

多くの場合生後半年過ぎに手術を勧められます。これは発情する前に避妊した場合、乳腺腫瘍の発生率が極端に低く抑えられるからです。また、麻酔の影響や術後の回復も若い方が良いからです。

発情から2か月は、乳腺が腫れていたり子宮の出血が多くなるため、発情が終わって2か月ぐらいしたら手術が可能となります。

また出産後の場合、離乳後2から3週間たてば手術が可能となります。


●猫

望まない出産の予防、乳腺腫瘍の発生率の低下、性行為により移る感染症の予防、卵巣・子宮の病気の予防、発情期独特の大きな声をなくすことで近所迷惑の予防などがあります。

手術の方法はわんちゃんとほぼ同様です。手術時期もわんちゃん同様に生後半年過ぎの手術がオススメです。

■去勢手術

●犬

全身麻酔をかけて、陰嚢近くの皮膚を切開し、精巣を摘出します。手術は30分以内に終わります。術後は1泊していただきます。

去勢手術では、マーキングやマウンディング、攻撃性を抑制し、 精巣および肛門周囲腺の腫瘍・前立腺の病気等の予防に効果があります。

手術時期は、生後6ヶ月に行うのがベストとされています。これは生後半年過ぎるとホルモンバランスが変化し、行動が変わることで問題行動のきっかけになったりすることがあるなどからと言われています。


●猫

全身麻酔をかけて、陰嚢を切開し精巣を摘出します。基本日帰りの手術です。

望まない妊娠の予防、精巣の病気の予防、スプレーという濃くてニオイの強いおしっこによるマーキングの防止、メスの声に惹かれて家を抜け出すことによる他のオス猫とのケンカや交通事故の防止ができます。

手術の料金は?

詳しくはスタッフにお問い合わせください。

バイクランプを使用した手術

避妊手術・去勢手術の際に縫合糸反応性肉芽腫を防ぐため、お腹の中に縫合糸を極力残さないよう、糸を使わずに血管を留める機械(バイクランプ) や吸収性の縫合糸を使用した手術を行っています。バイクランプを使用する際は追加で消耗品代を頂いております。


通常の手術とバイクランプの血管シーリングシステム使用の手術は、飼い主様に選択していただけます。

詳しくはスタッフにお問い合わせください。

縫合糸反応性肉芽腫とは?

手術で血管などを結ぶ縫合糸に体が異常反応して、皮膚が赤く腫れて膿が出たり、しこりになったりする疾患です。


PageTop